Mirror Ball Closet

他愛無い毎日と浪費される余生

シャンピニオン・ショコラ・トリップ

 

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占いは都合の良いことだけを信じる様にしている。

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占いは学問だと考えている。

統計学に、精神性を含めたものを総じて占いと呼ぶのだと。

自分自身は所謂スピリチュアルな体験など一切無いので、もしかすると占いを生業とする方の中には本当に「見える」人なども居るのかもしれないが、実際どうなのかは知らない。

どの位信憑性がある、というか、どの位その結果を信じるのかと言えば「良い結果なら覚えておく」位のスタンスで居る。

ごく個人的な考えなのだけど、占いって要はカウンセリングの様な物だと思う。

「ああして辛かったんです」「こう悩んでいるんです」

と言うのに対して、その心理の整理を手伝ってくれる物だと考えている。

「部屋の中でピアスを無くしたんです」「じゃあ一緒に部屋の中を探してみましょうか。確率的にはこの辺りにある事が多いですよ」

みたいな。

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何かと言うと、最近しいたけ占いを見る様になった。

元々名前だけは知っていたのだけど、別段占いを細かにチェックする方では無かったので、最近までいつ更新されているのかも知らなかったのだけど。

毎週月曜日占いの結果を見る様になった事で、占術へのスタンスが変わったかと言われれば、別段そんな事は無い。

相変わらず良い事だけを信じるし、都合の悪い結果はすぐに忘れる。嫌な事は海馬の中でシュレッダーにかける。

ただしいたけ占いを見る様になったのは、このスタンスがちょうど良い塩梅に噛み合っていたからだと思う。

あれは凄い。

何が凄いかって言えば、あれは正直、信憑性なんてさっぱり証明する気も、説得力を持たせようという気も無い。

特別な事を言っている訳でも、やたら神秘性をアピールしようともしてない。

でも、ただシンプルに、何処かの誰かに向けて、その誰かを励まそうと言う意図だけははっきりと分かる。

占いって、どうしても当たるか、当たらないかというのが重要になると思う。やっぱり、そこを楽しむものでもあるから。

でもしいたけちゃんは違う。と、感じる。

先週も、今週も、来週も。電車に乗って、デスクに向かって、1日中歩いて、沢山悩んで。

自身も他人も擦り減らしながら毎日を進む人たちを励ますためにあるのだなと、あの文章を読んでいると感じる。

それこそカウンセリングと言うか、明かりもない夜道を歩く人に、良かったらライト貸してあげますね。と手助けをするみたいな。

占いも凄いけど、そんな文章を毎週あの量書き上げて、そして誰かの支えになっているのが凄い。

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趣味でタロットカードを切ったりする事がある。

自分では、何故か結構当たると思っているのだけど、良くも無い結果が出る事も多い。

私が切ったカードなんだから、もっと私を思い遣った結果を出してほしい。忖度してくれ。

まぁ大抵良くない結果は信じないのだけど、そういう類の「喜ばしくない結果」を上手く昇華する、しいたけちゃんはやっぱり凄い。(ああ言うのって、訓練で身につくものなんだろうか、それとも元来生まれ持つものなんだろうか)

結局人間の精神性って、おおよその場合セルフマインドコントロールに依ると思っている。

本質がどうとかよりも、どの様に考えて、どの様に振る舞っているかが大きくなってくる。

大抵の人は表面的な部分を見て他人を判断しているみたいなので、いかに「それっぽく振る舞う」のかが大事なのだ。

人間は間違う生き物なので、冷静になれば常にはっきりと言い切る人間なんて、信頼を置くべきか悩むものだけれど。大体の場合ではっきりと言い切る言葉やその人の方が信頼を得やすいものである。

そのためのセルフマインドコントロールの手段と言うか、精神面でのサプリメント的な意味合いで、占いというのは古来から重宝されてきたんだろうなぁ。知らんけど。

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私は占いの都合の良い結果だけを信じるタイプなので、喫茶店に行くと良いと言う結果を鵜呑みにしてそれを建てに喫茶店でのんびり過ごしている。

だって、そう書いてあったのだし。

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チョコレートは案外に身近にトリップ体験をさせてくれる麻薬である。

永遠に合法であってくれ。

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墓場に蝋燭が灯りお嬢さんは日傘をさしている

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墓地の整備に勤しんでいる。

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色んな事がどっと押し寄せていて目が回ったりなどしています。

気力が足りない。努力ができない。

疲れるので、ひたすらどうぶつの森に墓石を建てる遊びをしています。

ずいぶん可愛い墓石が出てくるので、たくさん建ててしまう。

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こんな夢を見た。

この島では、人は死ぬと花になると言う。

至る所に花が咲いた島なのだが、成る程、この島自体が大きな墓場の様なものなのか。

それでは、あの墓石は一体何なのかと尋ねれば"あれは供養された魂です"と言う。

あの花々は、供養されずに逝った魂だと言うのか?と、問えば"そうですね、その通りです"と返される。

なんとも無情な物だなぁと思っていると、こう続けられた。

"そんな哀れな魂の供養のためにあるのが、この島ですもの。"

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漱石の文をひたすらノートに書き写すという遊びをしている。

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背水 切腹 打首

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京都に住みたい。

どことは言わないけど、できるなら四条のあたりに近いと良い。

夏は過酷そうだが、あの緑鮮やかな夏の京都は結構好きだ。

昔から京都が好きだった。

あの街並みや、風情というか、情緒と言うか。

地元の方も結構好きではあるのだけど、死ぬまでに1度くらい京都で暮らしてみたい。

新幹線の時間を気にせず、無意味な休日を、あの土地で過ごしてみたい。

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とても好きなケーキ屋さんがあった。

今までも、なんなら、きっとこの先も1番心に残るパティスリーなんじゃないかと思う。

京都の四条にあって、今はもう閉店してしまったのだけど。

東の方から、何度か通った。その度に、素晴らしいなぁと心打たれたもの。

失くしてからもう数年経つのに、未だに愛おしいと思う。

洋菓子に対する執念に、呪われている。

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呪いを解きたいのだが、その方法が分からないまま数年経った。

また最近その呪いと向き合っているのだけど、程々うんざりする。

南瓜を馬車に変えて、どこか遠くに連れ去ってくれたらいいのに。

それこそ京都とかに。奈良でも良いな。静かで、豊かなところが良い。

白馬の王子様でも、鋼鉄の列車でも、まぁなんでもいいのだけと。この呪いが解けたら、もっと楽なのに、と言うのはずっと前から知っている。

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生まれ変わるなら、平凡な感性の平凡な人になりたい。

もし生まれ変わらないという選択肢があれば、迷いなくそれを選ぶ。

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美しさとは最も高価で最も儚い価値の事

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金麦のCMが、凄い。

画面いっぱいに美女が並んでいた。タイプの違う美人を3人用意して

「ほら、これなら全方位に刺さるだろ」

と、力技で捻じ伏せてくる意図を感じる。

なんと言ったって、小池栄子石原さとみ戸田恵梨香を揃えてきたのだ。

「絶対に全人類、うちの顧客にしてやるからな!」

という強い意志を感じる。嫌いじゃない。というか、ちょっと好きになってしまった。ビール呑めないのに。

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美女がお酒を飲んでいる姿は良い。

楽しそうに飲んでいると、なお良い。

私は元々アルコールを愛しているけど、そんなアルコールを美女も愛してくれているなら喜ばしい事この上ない。

何の関係もないが、勝手に嬉しくなる。良い傾向だね。

だって美女って、美しい女なのだ。

美しいって、それだけで変え難い価値であり財産である。

それを天性で持ち得ている女の子なんて、ただ存在しているだけで素晴らしい。ご両親、祖父母曾祖父母更に辿った祖先の方々。ありがとう。あなた方のお陰でこの世に素晴らしい財宝が生まれました。ありがとう…

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先の事を考えると気分が沈む。勝手に決めたタイムリミットが順調に近づいている。

考える事は沢山あるけど、とりあえず金麦のCMを見ると「この世って素晴らしいな!」と思える。

ありがとう金麦。ビールは飲めないけど。

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ジントニックと言うか、トニックウォーターが好きだ。

レッドブルウォッカの良さは、身体に悪いところ。

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